SK-025 フランスアンティークジャガード織りテキスタイル・タペストリー  Hold

フランスのアンティークジャガード織りテキスタイルです。 フランスのアンティークテキスタイル・ジャガード織り。
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フランスのアンティークマーケットで見つけたアンティークの素晴らしい織り生地です。 19世紀後半にリヨンで生産されたシルクジャガードであることがわかりました。。

アンティークマーケットをまわっていて目にした時、はじめて見るタイプの生地で、その細かい織りの美しさに魅了されました。 知識が全くないのでなんとも判断しかねたのですが、今までの経験からくる本能に似た声が心の響き、購入に至りました。 ある意味若干似た物として、英国のシガレットカードがありますが、シガレットカードの織りの場合、図案の色糸は裏側で長く伸びていますし、使われる色糸も数色です。 しかしこの生地は裏面が全く違い、表の図案用の色糸もしっかり織り込まれています。 またその細かい織りによる図案の美しさ。 信じられないくらいの色変えによる微妙なグラデーションは溜息ものです。 とにかく機械織りは間違いないにしても、いったいどういう物なのだろうかと、いろいろと検索してみました。

このタイプの生地は、19世紀後半にフランス高級ブティックの作るドレスやハンドバッグ用などに織り上げられていたそうです。 確かにたまに見かけるアンティークバッグにこういった生地を利用した物はありました。 でもサイズが小さいですから、元の生地のイメージを想像はできませんでした。 機械織りですが、1メートル織るのに30時間くらいかかったようです。 自動制御はありえないですから、技術の高い職工がついていたのでしょう。 当時でも非常に高価な生地でした。 現代ではここまでの織りは管理出来ないと思われます。

パターンの大きさから、この生地はバッグ用ではなく、ドレスや高級家具に利用するためだったのかもしれません。 この大きさがありますので、上下にバーを通すようにして、タペストリーにしたらさぞ映えることでしょう。 分野が違ったので、どういう生地かわからずにいました。 いろいろ調べてようやくジャガード織りであることがわかりました。 しっかりしたハリのあるシルク糸で織られているそうで、間違いなく19世紀後半の物のようです。 両脇がミミになっているので、オリジナル幅です。 

折りたたんでずっとしまわれていたのか、右上に四角くわずかに変色した箇所があります。 クリーニングに出せば落とせると思いますが、信頼できるクリーニング店にご依頼ください。 全体としてみて目をひく変色ではありません。 それ以外にはダメージは見受けられず、100年以上を経た布としては非常に良い状態です。

size 122cmX140cm

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