L-294 フランス手織りオービュッソン絨毯・カーペット ¥200,000(送料込み)

フランスの手織りオービュッソン絨毯・カーペット
画像をクリックすると、拡大写真がご覧になれます。



画像をクリックすると、拡大写真がご覧になれます。


パリのオークションで手に入れた手織りオービュッソンカーペットです。

1900年代前半の作品とのことです。 おそらくパリのアパルトマンで利用されていたのだと思います。 キリムやスウェーデンのフレミッシュ織りと同じ、綴れ織り技術で作られています。 素材は縦糸はおそらく麻、そこに細いウール糸で図案を織っていきます。 織るというより針で拾っていくような作り方で、非常に時間がかかります。 また、こんな大物をフラットに仕上げるには熟練工の安定した技術が必要なのです。 ヨーロッパでは壁面を飾るタペストリー生産がフランス革命前に技術的な頂点を迎えました。 ルーブルで見たブルボン家のタペストリーを目の前にした感動はいまも心に残っています。

もちろん床にはカーペットとして手織り絨毯が敷かれていました。 オービュッソンは最後まで手織りのタペストリーやカーペットを作り、世界遺産に登録されています。 今もアートとして生産は続けられていますが、もはやこのような大型の、装飾品としての作品を作るのは無理なことでしょう。 ずっと手織り作品に惹かれていて、オービュッソンを目にしてからはひたすらオービュッソンにアンテナを張っていました。 この夏にこのカーペットを手に入れました。 シミやブレイクはないものの、全体的なうっすら汚れた感じがあり、これは洗濯をした方が良いと考え、今回帰国に合わせて持ち帰りました。 そしてとても良いペルシャ絨毯店で、クリーニングもしているところを見つけて、そちらで手洗いしてもらいました。 するとやはり、図案がずっとはっきりし、安心してお渡しできるコンディションになりました。 大きさも日本の家屋で利用できるサイズです。 なかなかこのサイズはありません。 画像ではなかなかわからないと思いますが、どうしてここまで色替えをするのかと思うくらいの細かな色替えによってなんとも言えない繊細なイメージが出ています。

おそらくずっと広げて利用されていたのでしょう。 全体の均一な色褪せはあるように思います。 ですが、かえって敷いた時に室内に馴染むと思います。 シミや傷のない美しいアンティークコンディションです。

size 幅165cm X 高さ245cm

≫商品のお問い合わせ