HL-093 ハンガリービンテージイーラーショシュクッションカバーB ¥10,000(送料込み)

ビンテージ手刺繍イーラーショシュのクッションカバー
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ブダペストで見つけたイーラーショシュ刺繍のクッションカバーです。 中身は付属しません。

ブダペストではじめてイーラーショシュを見つけた時に、圧倒された感覚を今も覚えています。 戦後ルーマニアに併合されたトランシルヴァニア地方の刺繍です。 激動した時代の中で、完全に近代化から取り残された状態で、今なお近代化以前の暮らしがあると言います。 気候も厳しく、交通も発達していな土地で、それでも女性は糸で描く明るい空間を家庭内に作り上げていきました。 

使える色糸が限られていたからでしょう。 単色、特に赤いコットン糸が多用され、幾何学的な図案が発達します。 そしてまた、生地も自分たちで織らねばなりませんでした。 薄い生地は高級だったのだと思います。 厚手の麻生地は針を通しにくそうで、そういった不都合な状況がこのなんともエネルギーのある独特のステッチを作り上げました。 ひと針ひと針進め、糸を押し整えていきます。 がっしりとしたロープのようなステッチは生地の厚さにも負けません。 出来上がった作品は、素朴で忍耐強く、そして人懐こく優しいと言われるこの地方の女性の特徴を良く表していると思います。

こちらのクッションカバーはかなり古い物と思われます。 ごわごわの穀物袋のような生地が表面で、裏面はもっと柔らかい、織りのやや粗めの生地です。 使われている糸はえんじがかった赤で、イーラーショシュのポピュラーなデザインの鳥の模様がハートの中に入っています。 この刺繍らしさがあふれた、シンプルで静かな生活を見守ってきた風情のクッションカバーで、プリミティブな雰囲気がたまりません。 クッションを入れる口は2か所の紐締めです。

実は、1箇所だけ、ペンの長さくらい糸の色が違います。 画像ではほとんどわからないくらいの差です。 糸がなくなったのか、逆に余っていた糸ではじめたのか・・・この(おそらく)節約心も家庭用の手作りならではだと思いました。 全体として目に付くダメージはなく、良い状態です。

size 35cm X 49cm

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